大きな世界地図

おもらし転生
04 /18 2017


ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ



カチャッ!!


目覚ましのスイッチを叩き、目を覚ます。
どこにも濡れた感触はなかった。
今日は久しぶりにおねしょしてません。
久しぶりに目覚めの良い朝を迎えました。

「さて、今日は高城さんと遊園地に行く日でしたね。割と早めに集合なので今から支度しないと」

高城さんというのは私のおねしょ癖を知っているクラスメイトで、とにかく口の軽い人なのです。
私のおねしょ癖をばらされまいと口封じのために遊園地のチケットで買収しました。

「本当なら今日はゆっくりと本でも読んで過ごそうと思ってたのに・・・」

まあ、やらかしたものは仕方ないので愚痴もほどほどに準備に移りましょうか。





「おーい!愛佳ちゃーん!こっちー!」

意外なことに、駅には高城さんが既にいました。

「だって今日は愛佳ちゃんとの初デートだよ!待たせる訳にはいかないでしょー!」

まだ何も言ってないのに、エスパーか何かですか?とにかく集合したので遊園地に向かいましょう。



「まずはゆっくりコーヒーカップに乗って、メリーゴーランドに乗って、遊園地ならお化け屋敷やジェットコースターも外せないかな。それからそれから!!」
「あまりはしゃがないで下さい。一緒にいる私も恥ずかしいです」
「えへへ~~、ごめんごめん♪」










どれぐらい時間が経ったのでしょうか。気付けばたくさんのアトラクションに乗ったと思います。そして、

「あ、愛佳ちゃん、トイレまで後少しだから、頑張って堪えて!」
「ぅぅぅっ・・・」モジモジ・・・

私は今すごくトイレを我慢しています。

(普段ならこんなミスしないのに!!)

私は結構トイレを我慢できる体質なのでそれが仇となった形で追い込まれています。



「あっ!あれ!!」

高城さんの言葉に私達はトイレを見つけました。

「頑張って愛佳ちゃん!これがラストスパートだよ!」

高城さんに支えてもらいながらなんとかトイレに着きました。

「えっと、服、脱げる?」
「な・・・・なん、とか・・・」
「わかった!じゃあ私、外で待ってるね!」

そういって高城さんはトイレから出ていく。

私はスカートとショーツを脱ぎ、トイレに座る。

(ま、間に合った~~)


ジョワアアアア~~






ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ




目覚ましが私の部屋に鳴り響く。
だけどそんなの気にしている場合ではない。
お股と背中にぐっしょり・・・と濡れた感触
部屋中に漂うアンモニア臭
そしてベッドには大きな世界地図・・・

「ハアッ・・・また今日もおねしょしてしまいました。しかもあんな妙にリアルな夢まで見るなんて、あんなの夢の中だなんて思わないじゃないですか・・・・・」グスッ

今日は久しぶりにおねしょしてないと思ったのに現実はまた世界地図を作ってた、なんて流石に泣かない訳ないじゃないですか。

「ぅぅっ・・・日向と遊園地に行ったのは昨日のことでした・・・」グスン








少し時間が経って、心に余裕が出来てきた。いつまでもメソメソしてる訳にもいかないので、とりあえず風呂場に行き、濡れたパジャマ等を脱衣籠に放り込む。

「とりあえずシャワーを浴びよう・・・」

もうすっかり馴れてしまったこの習慣。
もしかしたら一生付き合わなければいけないのかと思うと憂鬱になってしまいますが、今はただいつかその内治ることを祈って前を向いていこうと思います。


「(この無駄なポジティブシンキングも日向と仲良くなった影響でしょうか?だとしたら日向にはたくさん感謝しないとですね)・・・ふぅっ、さっぱりしたし、今日も1日頑張りましょう」




エピローグ

「ううっ、あんな解りやすいところに私の世界地図が・・・・」///
ベランダには愛佳ちゃんのおねしょ布団が堂々と干されてあり、近所の人達には丸見えです。






「愛佳ー、行けるー?」
「ううっ、大丈夫ですっ・・・」///
「じゃ、行こうか?」
「はいっ・・・」
「「いってきまーす!」」
「はーい、いってらっしゃーい」

愛佳ちゃんと一緒に家を出たもう1人の人物はどなたでしょうか?







「久しぶりですね。兄さんとこうして一緒に学校に行くのは」
「そうだな。高校に入って始めてか?」
「ですね」

どうやら愛佳ちゃんのお兄さんのようです。
「大学はどうですか?」
「んー、まあ、授業が面倒だな」
「面倒って・・・」
「愛佳は?俺がいないのが淋しいとかは?」
「・・・・ありませんよ」////
「(顔が赤いのがバレバレなんだが、言わないでおいたほうが面白いし、いっか)」

どうやら愛佳ちゃんはお兄さんのことが大好きみたいなようですね。

「愛佳はどうだ?高校、楽しい?」
「はい!最近友達が出来たんですよ!」
「へー!そりゃよかった!」
「高城 日向っていうんですけど、彼女ってば~~で、それから~~~~」
「(愛佳にもちゃんと友達がいるみたいで一安心だよ。俺がいなくても大丈夫そうだ。まあでも、本音いうと出来ればずっと兄離れしないでくれると嬉しいんだけどなぁ、なんてな♪)」

兄妹仲良く話をしているとあっという間に駅に着いた。

「んじゃ、ここでお別れだな。俺は○○線だし。」
「ではまた家で、いってきます。」
「愛佳!」
「はい、なんですか?」
「・・・学校、楽しんでこい!」
「はい!」

今日も愛佳に良いことがありますように。
愛佳ちゃんのお兄さんは密かにそう願いました。世界で1番大切な、愛する妹の為に。

遊園地での出来事

おもらし転生
04 /17 2017


現在6限目の授業中、頭の悪い私にとっては退屈以外の何物でもない時間

「ねえねえ日向」
「何?どうしたの?」

・・・・・なんて考えていると、隣から私の親友である斉藤 楓ちゃんが話かけてきた。

「今度の週末にメンバー集めてソフトボールでもしない?」
「また唐突な・・・どうしてなのさ?」
「前の体育の時のホームランが気持ち良かったから!」
「また雑な理由で・・・」

私は苦笑いしか出なかった。いかにも体育会系の話を振ってくる彼女ですが、見た目はむしろおしとやか、というかクラスでも大人しい感じの娘なのです。彼女のこのような一面をギャップというのでしょうね。

「ねぇ、ダメ?」
「・・・・まあいいよ」
「やったーー!!」





「雑談なら静かにやってくれませんか?」
「「ごめんなさい」」

私は後ろの席の愛佳ちゃんに怒られてしまった。

「そういえば・・」
「どうしたの?」

楓はふと思ったことを口にした。

「日向と岡さん、最近仲良いですよね?何かあったんですか?」
「・・・・はあ?どうして私とこのウザいのが仲良しに見えるんですか?馬鹿なんですか?」
「愛佳ちゃんヒドイ!!」ガーン!!
「そのオーバーリアクションやめてください。不愉快です」
「ええええっ!!?」
「ほら、そういうところが!」
「・・・・どこがですか?」

うん、私も今のやりとりは端から見たらとても仲良しさんがやるようなやりとりじゃないとは思うよ。でも楓っておばk・・・ゲフンゲフン、少し考え方が私達と違うからね。

「だって岡さん、以前は下の名前で呼ばれるのを拒否してたのに、今はそれがないじゃないですか!だから仲良しです!」

そんな些細な理由かい。だけどそれでふと思い出す。

「(そういえば愛佳って呼び方許されたのはあの日からだったよなぁ・・・)」
私は愛佳ちゃんと距離が縮まった出来事を思い出していた。














「しかしまさか私にこんな力が備わるとはなぁ・・」

皆さんこんばんは!私、日向のターンです!私、前に神様に超能力を授かる夢をみたんだけどね、それ、夢じゃなくて本当のことだった!どんな能力を授かったかと言うとね、自分の尿意を他人に転送する能力だよ!

「この能力があれば、いろんな娘のおもらしが・・・グヘヘヘヘェ」

私が妄想にふけっていると、ふとあることを思い付く。

「この能力、もしやおもらしだけでなくおねしょをさせることが出来るのでは?」

私は今画期的なアイディアを思い付いた!

「思い付いたはいいけど、誰におねしょしてもらおうかなぁ?」

やっぱり楓かなあ?

「でもあの娘おねしょしてもなんともなさそうな気がするんだよなぁ・・・それはそれでありだけど」

後楓は結構夜更しもざらだし私よりも寝るの遅いよね、多分・・・(学校であんなに寝てるし・・・)

「とりあえず楓はなしで・・・次は・・・」

ここで私はある女の子が頭に浮かんできた。

「もし、愛佳ちゃんにおねしょさせたら・・・・」









『・・・なんですかその目は?おねしょしたのがそんなにもおかしなことなんですか?ほら、笑えばいいじゃないですか、ほら・・・ほら!』グスン






「ふおおお!!!かわえええ!!!!」

愛佳ちゃん(妄想)のあまりの可愛いさに鼻血がもうダックダクです!

「さぁ愛佳ちゃん!私のためにおねしょしてね!尿意よ飛んでいけー!」



そして明日偶然を装って愛佳ちゃんのお家に遊びに行こう!!

「明日超楽しみー!!!」







「さて、さっそく愛佳ちゃんがおねしょしたのか確かめにいこう!」

ルンルン気分で朝早くから電車に乗り、愛佳ちゃんの家に向かった。え、場所わかるのかって?一応どの辺に住んでるのかは聞いてみたから、後は世界地図を干してある家を当たればきっと着くと思う。

「あっ・・・」
「・・・・・・・・えっ?」

住宅街を適当にぶらついていると、さっそく世界地図の前に立っている愛佳ちゃんを発見した。なにやら首からプレートを架けているようだ。

「はぁっ!!?!?たっ、たたたた」

おおっ!!?結構慌ててる!!罵声が飛んでくると思ってたからこの反応は予想外だった。

「とりあえず、プレートに何か書いてあるか見てみよう。えーっとなになに?」
「わあああっ!!だ、だめえええ!!!」
「私は今朝もおねしょをしてしまいました。これで今週6連敗です」
「」orz
「なっ!?!ななななっ・・・・」
「」orz
「可愛えぇーー!!!」ブハーッ!!!
「えっ!?高城さん!?」
(愛佳ちゃん、まだまだおねしょが治ってなかったんだね・・・////)


私は自分の超能力を使うまでもないぐらいの愛佳ちゃんのおねしょ癖を知り、興奮して鼻血を出しながら気絶してしまいました。






あの後愛佳ちゃんの家でお義母さん←おい!!
に看病してもらい、今日の出来事は他言しないと愛佳ちゃんに約束しましたが、それだけでは信用出来ない!と言われ、口止め料に遊園地のチケットを貰った。




そして翌日 08:30 ○○遊園地入場門前

「へぇーっ、高城さんは時間はきっちり守るタイプなんですね」
「まあね。見直した?」
「いえ全然。」
「ショックー!!」

今私は愛佳ちゃんと遊園地にいます。せっかくだから一緒に行こうと言ったら、

「嫌です」

と言われたので、

「おね・・・」
「行きます」

という形で誘いました。見事に成功しました。ちなみに愛佳ちゃんは今朝もおねしょしていたのでこれで今週は全敗したそうです。

「大体、私はこんな人がごちゃごちゃしてる場所が苦手なんですよ・・・」
「じゃあ適当な場所でのんびりする?」
「・・・・それじゃあ遊園地の意味ないでしょ?」
「そう?なら何か乗る?」
「・・・・ジェットコースターで」

んな朝っぱらから・・・と思ったが特に何がしたい訳でもないので素直に賛同しておく。

「(それに、なんだかんだ目を輝かせてるお姫様を見てるのは楽しいからね♪)」
「どうしたんですか?早く行きますよ?」
「わっ!?とと・・・ちょっ!?!愛佳ちゃん引っ張らないで!」


ジェットコースターにて

「ほら私達の番です!」
「そうだね」

私達はちょうど先頭に座る。

「楽しみです!!」
「・・・ホント、毒がなければクラスで1番人気になると思うんだけどなぁ」ボソッ
「何か言いました?」
「ううん、何でもない(ま、この笑顔を独り占め出来ることに優越感を覚えて胸にしまっておこうっと)」

遊園地のアトラクションよりも君と一緒に過ごせる時間が堪らない幸せなんだよ。っていつか言えればいいな。





なんて臭いポエムの後にめでたし。って締めるはずでしたが、今回それが出来ない大きなイベントが起こりました。

「ヒグッ・・・グスッ・・・うぇぇっ」

なんと愛佳ちゃんが泣いてます。

「と、とりあえずトイレに行こう。その、着替えなきゃだし・・・」

どうしてこんなことになったのかと言うと、あれはジェットコースターに乗っている時のことでした。



「私達ちょうど先頭みたいだね」
「1番スリルある場所ですね。高城さん、怖くておしっこを漏らすのだけは勘弁してくださいね。」
「あはは、善処するね♪」

愛佳ちゃんと軽口を交わす。

「楽しみです!」



『まもなく発車します』


ブザー音を合図にコースターは動き出す。
頂上を目指してゆっくりと上昇する。

「・・・」

あれ?さっきまではしゃいでた愛佳ちゃんが急に黙っちゃった。どうしたの?と聞こうとした時、コースターは頂上に着き、そこから急降下した。

「ぎゃああああああ!!!!!」

私は恐怖のあまり女の子にあるまじき雄叫びをあげてしまった。

「(良かったー!!さっき適当な女の子に私の尿意転送しておいてホント良かった!尿意転送なかったら間違いなくズボンびっしょびしょだった!!!)」

まあ、女の子がどうなったかは想像にお任せしますね。なんて考えていると、

シィィ~~~~~~~~~~ッ・・・

「(えっ!?おしっこの音!?なんで!!?私漏らしちゃったの!?でもさっき確かに尿意は女の子に飛ばしたし・・・)」

しかしすぐにおしっこの音は私のじゃないことが判明しました。



シャアアアアアアアッ・・・


なんと隣の愛佳ちゃんの股間からおしっこが溢れていました!

「~~!!?~~ッ!!!」

愛佳ちゃんは声にならない悲鳴をあげて必死にダムを止めようとしていました。しかし、一度崩れたダムを塞き止めるのはほぼ不可能なので、水溜まりはさらに大きくなっていきました。


ジェットコースターがスタート地点に戻ると愛佳ちゃんは周りの注目を集めた。

「おいあの娘おもらししてるぞ」
「ここは天国か!!」
「うううっ、うわああああん!!」

周りの目線と自身の失態による恥ずかしさのあまり、愛佳ちゃんが泣き出してしまった。

「と、とりあえず離れなきゃ!!人目につかないところ・・・探さなきゃ!」

こうして私達はとりあえず人目につかなそうな場所を探しました。今思えばどうしてこのタイミングでトイレに行かなかったのか、それほどに私の頭はパンクしていたようです。













「愛佳ちゃん、落ち着いた?」
「グスッ・・はい、なんとか・・・」

先ほどジェットコースターでおもらししてしまった愛佳ちゃんを個室に連れて、ほとぼりが冷めるまで隠れていることにしたのだ。
幸い、朝早くからの事態だったのでそれほど大きな騒ぎにはならないはずだ。

「・・・それじゃあ着替えとかタオルとか買ってくるから、悪いけど、少しの間ここにいてくれる?」
「・・・・は、い・・・」

一応返事はしてくれたのだが、不安から体が震えていた。
私は急いで買い出しに出た。少しでも早く愛佳ちゃんを助けたい。ただその一心で全力で足を動かした。








高城さんが行ってしまい、私は1人トイレの中で待機していました。

「・・・気持ち悪い」

おもらしで濡れた衣服が体に貼り付く感覚が不愉快だったのでとりあえず全部適当に脱ぎ捨てる。そしてトイレットペーパーで体全体を拭き取り、水分を含んだトイレットペーパーをトイレに流した。

















「ハアッ・・・おねしょだけじゃなくてとうとうおもらしまでするなんて、本当に小さい子供みたいで、嫌になってきます・・・」

おねしょだって本当は小さい子供だから許されることなのに・・・・・昔から中々成長しないこの体も相まって近所の人達には小さい子供扱い、おねしょも仕方ないなんて言われる始末。そんな周りが嫌いで子供扱いはやめてほしくて、色々努力してきましたけど、

「もう限界です。・・・・・嫌だ・・・子供扱いでもなんでもして下さい。どうせ私なんて・・・」ポロポロ

私はまた泣き出してしまった。せっかく高城さんが落ち着かせてくれたのに・・・、

「きっと・・・高城さんも、私に愛想を尽かせて・・・・私から離れてしまう・・・」

高城さんはいつも私に声を掛けてくれて、私のことをちゃんとした同級生の女の子として接してくれた、大切な【友達】だった。

「どうしてこんなことになるまで気づかなかったんだでしょうね・・・」

理由なんてわかってる。私が素直じゃないからだ。
いつも変に意地張って嫌味ばかり言っても、彼女は変わらずに接してくれた。あの時から素直になれれば、友達だって認めていればきっと、【見捨てられずに済んだのに・・・】
後悔してももう遅い、この時は本当にそう思ってました。だけど【日向】は、そんな私を見捨てるどころか、私に優しくしてくれたのです。




コンコン・・・



私がネガティブになっていると、ノックの音が鳴る。

「・・・入ってます」

全く、日曜日とはいえ、まだ朝なんですから個室ぐらい他にも空いてるはずなのに・・・

「私だよ、日向だよ。その、入っていい?」

私は耳を疑った。だって、見捨てらたって思ったから・・・




「ごめん!その、タオルとパンツ以外、何も売ってなかったの・・・本当にごめんね・・・」
「どうして?」
「え?」
「どうして、私なんか放っておいて良かったんですよ!!だって私はいつも貴女に嫌味を言ったり誘いを断ったり、時々暴力まで振るったこともあるんですよ!!なのに、どうして私を見捨てないんですか!!!」

私はもう自分を抑えられませんでした。単なる八つ当たりなのはわかってましたが、それでも吐き捨てずにはいられませんでした。








「なんでって、そんなの友達がピンチの時は助けてあげなきゃでしょ?」

さも当たり前のように彼女は言い放つ。

「さて、この話はおしまい!今は着替えなきゃだよ。いつまでも個室にこもるのはマナーに悪いからね。まだ続きがあってもそれはここを出た後!それでいい?」

いっつも彼女は強引で・・・・
でもそれが、今はすごく頼もしかった。


「・・・・そうですね。でも着替えなんて、ないのでは?」
「うん。だけど、方法がないわけじゃないよ」
「・・・まさかまた濡れた衣服を着なきゃいけないんですか?」
「違う違う。こうするんだよ」

そう言って彼女は自分のTシャツを脱いだ。

「これ着て。私の臭いで不愉快かもだけど・・・ないよりマシだと思うから」




日向Side


私は愛佳ちゃんにTシャツを貸すことにしました。元々私が着ていた時点で1サイズ大きめであったため、愛佳ちゃんが着るとどうにかワンピースにも見えなくはない気がする格好になっていました。

ちなみに私は遊園地で売ってたTシャツを買って着ています。後になってこっちを愛佳ちゃんに貸すべきだったのでしょうけど、お互いにパニクっていたのでそれに気付いたのは遊園地を出てから。


「ごめんなさい、せっかくの休日を壊してしまって・・・」
「そもそも遊園地行きたくないって言った愛佳ちゃんを無理矢理連れてきたのは私なんだから、むしろ悪いのは私だよ?」
「ですが・・・」
「じゃあどうしてもって言うのならさ」
「?」
「お昼、一緒に食べよう。それから愛佳ちゃんの家で遊んでもいい?」
「・・・それでいいのなら」
「決まり!じゃあ何処でお昼にする?」
「○○駅のフードコートで」
「そうだね。そうしよっか」

こうして私達のドタバタとした休日は終了し、この日から愛佳ちゃんとの仲は深くなった。












「なにぼーっとしてるんですか?」
「はっ!?」

愛佳ちゃんの一声に私は一気に現実に引き戻される。

「もう授業終わりましたよ?」
「えええっ!?ノート全然取れてないよ!」
「自業自得です。泣きついてもノートは絶対に貸しませんよ」
「そんなぁぁぁ」orz
「それで、何をぼーっとしてたんですか?」
「え?ああ、ちょっと遊園地での」
「あー!あー!高城さん!私のノート貸してあげますから、その話はなしで!!!」
「えへへっ、ありがとう」
「?」

楓は何が何なのかわかってなかったみたいだけど、これでいいのです!だってこれは、私と愛佳ちゃんとの秘密の思い出なのですから。

「そうだ!今度のソフトボール愛佳ちゃんも一緒にy」
「お断りします。」
「ですよねぇ・・・」

相変わらず私が一方的に振られることばかりですが、それでも私達は仲良しなのです!

久しぶりのレア10連

【ラスピリ×おもらし】妄想
04 /16 2017
今日の10連レアコールから一部の女の子を紹介!





一流の料理家を目指すスキレットちゃん!
栄養満点の料理から味は激マズって・・・
ある意味才能だよね・・・







次はキョンシーとして生き返ったイーアルちゃん!こんな可愛い娘を殺す畜生がいるらしい!



許せん!!見つけたら我が敵討ちだ!!!


~以下妄想~






きっと犯人はお前だ!!なんて残酷な奴!!



バベル「ち、違うよ!僕は何もやってない!」
嘘をつくな!!
バベル「ほ、ホントにそいつのことは知らない・・・・」
だから嘘をつくなあああああ!!!






しょわぁぁぁぁ~~~~~・・・

ザクたん「バベルたん・・・漏らした・・・」
バベル「うわあああああああん!!」ビッショリ・・・














ってなことをやりたい!!日頃の行いが悪いバベルたんが悪い!!でも自分がやろうとしても目的地へ辿り着く前に死んでしまいます・・・
何かの手違いでバベルたんの前に辿り着いてもバベルたんに殺されるのが関の山・・・



誰か我が妄想を叶えてくれええええ!!!




ゴホン・・・続いての紹介はこちら!






ノコギリ少女ソーちゃん!某マイ○ィさんとは一切関係ありません。この娘も頭のネジが許いですが、結構人の役に立っているので、でもやっぱり一般の価値観で見たらおかしな娘なんだよな。

可愛いから問題ないけどね!!!








最後はいたずらマニアのヒイラギちゃん!
紹介文からツンデレ気質なのですが、デレを理解出来ず(してても気付かないフリ)お仕置きしたい!・・・あんまり過激なことはしないよ?



今回はこんなところでしょうかね。
次レアコールで10連回せるのはいつになることやら・・・(課金なしのエンジョイ勢)


それとTwitterでも言ったように、今回は女の子と男の割合が2:8から8:2に!


リベンジ成功したどおおおおおおお!!!!!



善子「おねしょしちゃった・・・」

ラブライブ
04 /16 2017
津島家


善子「嘘・・・おねしょ、しちゃったの?」

私、ヨハネこと津島善子は堕天使史上最も大きな困難に直面していた。

善子「そんな、よりにもよって梨子さんが家に泊まりに来てるときにおねしょするなんて・・・・」


どうして梨子さんが居る時におねしょなんてしてしまったのよ・・・・・・













善子「ルビィ」










え?これヤバくない?
よりにもよって梨子さんが泊まりに来てる日にルビィがおねしょしてしまった。






善子「・・・・・・よし、1度状況を整理しよう。まずどうしてこんなことになったのだっけ?」





~回想~



数日前の練習終わりの放課後


ルビィ「あ、あの・・・善子ちゃん」

善子「ん?どうしたのリトルデーモン4号?」

ルビィ「あのね、今度の土曜日に善子ちゃんの家でお泊まり会したいんだけど・・・・・ダメ、かな?」

善子「~~っ!!!」/////

この時ヨハネは生まれて始めてともだ・・・リトルデーモンが家に泊まりに来たいと言ってくれたことで感激していた。

善子「勿論よ。その日は儀式の為のリトルデーモンを1日召喚しておきたかったから」

などと素直なことは言えなかったがルビィとのお泊まり会は楽しみだった。








梨子「あらルビィちゃんもよっちゃんの家に来るの?偶然ね。私もなの」

当たり前のように梨子さん(レズ)が話に加わってくるまでは・・・・




善子「え!?いやそんな予定は・・・」

メノ^ノ。^リ「3人でお泊まり、楽しみにだよねぇ?」

善子「・・・はい(逆えばヤられる!)」






~回想終了~


善子「違う違う、こっちじゃない戻りすぎ」



~回想~


数時間前



善子「また負けた~~・・・」

梨子「クスッ、よっちゃん弱すぎだよ」

善子「いっつもカードが揃わなすぎなのよ!」

ルビィ「うゆゆぅ・・・眠いよぉ、善子ちゃぁん」

善子「何言ってるのよルビィ!夜はまだまだのれからよ!さあ、ババ抜き再開よー!」



~回想終了~



善子「確かあの後すぐにルビィが寝落ちしたから布団で寝かせて、それから・・・」








善子「私と梨子さんはトイレ行ってから寝たけどルビィはトイレに行けなかった、と」


善子「・・・・あ、これ完全に私のせいだ」





梨子「んんっ・・・」

善子「!?」ビクッ・・・!




梨子「・・・・すぅ、すぅ」zzz

善子「ヤバいヤバいヤバい!もしルビィをこのままにして朝を迎えたら・・・」




梨子『はぁ、はぁ・・・る、ルビィちゃん!い、一緒にお風呂に入りましょう!!大丈夫、ちゃんと隅々まで洗って・・・・』





善子「それだけはダメよ!リトルデーモンをリリー(意味深)の餌にするのだけは!」


でもどうすれば・・・・


善子「もうこうなったらアレをやるしかないわね・・・」


津島善子、覚悟を決めました・・・・




翌日


善子「さあリトルデーモン4号!今日も元気に儀式行くわよー!」

ルビィ「えっ!?でも善子ちゃん、大丈夫なの・・・?」

善子「ん?何がよ?」

ルビィ「その、余計なお世話かもしれないけど・・・【火遊びはおねしょの元】って言うし、儀式は控えたほうがいいんじゃ?」

善子「何言ってるのよリトルデーモン!おねしょが怖くて儀式が出来る訳・・・」









梨子「大丈夫よルビィちゃん。もしまたよっちゃんがおねしょしちゃっても私がまた一緒にお風呂に・・・・善子「リトルデーモンの意見を聞き入れるのも立派な堕天使の努めよね!ありがとうルビィ!」




梨子「・・・チッ」

善子(怖っ!?このレズ怖い!!)





エピローグ

結論を言うとおねしょしたのは私ですと主張することで梨子さんの手からルビィを守ることに成功しました・・・。





ん?堕天使キャラは何処いったって?そんなの一々ツッコんでられないぐらいリリーに搾られたわよ・・・・
もうあんなのは懲り懲りよ・・・・



メノ^ノ。^リ「レズゥ!(終わり!)」

おもらし転生【覚醒】

おもらし転生
04 /14 2017

全校集会の一件以降、特に何が起こる訳でもなく普通の日常を過ごしていましたが、心の奥底ではどこか刺激が足りず、もどかしいなと思うようになり、1週間が過ぎた頃、


「あーあ、今日は何か非日常的なイベントでも起こらないかなぁ」ハァーッ・・・
「ため息ついてると幸せが逃げちゃいますよーー!」ガバッ!!



非日常的な何かが起こらないことにわずかながら落胆していると、後ろからいきなり抱きつかれた。


「わわっ!?か、楓!?」
「えへへ~♪おはよ~ございま~~す!」


私の背後に抱きついてきたこの少女は斉藤 楓(さいとう かえで)ちゃん。めがねとみつあみといういかにもおとなしそうな見た目から意外とおちゃらけ気味な性格とやや過剰なスキンシップが多いというギャップの強い女の子で私の大好きな親友です!入学してからすぐに気が合って、この1週間で名前で呼び合うほどの仲良しになったんだ!



「おはよう楓!それにしてもいきなり飛び付いてくるからびっくりしちゃったよ」
「てへっ、ごめんなさーい♪」
「本当にもうっ」
「おやおや?朝からなんだか元気がありませんねぇ。そんな娘にはこうだ!そーれコチョコチョコチョーッ!!」
「わわっ!!?!楓!??!!」


朝から私に元気がないと勘違いしたのか楓がいきなりのくすぐり攻撃を仕掛けてきた。


「ちょっwwwやめっwwwくすぐったいよぉwwwあははははっwwwwwwwww」
「元気だせ~!元気だせ~!元気を出すと誓うのならやめてあげてもかまいませんことよ~~www」
「わかったwwwわかったからぁwwww」

くすぐり合う少女達



ほどなくして楓のくすぐり攻撃は終わりを迎えた。朝からひどい目に合ったのだが楓なりに私を励ましてくれたのだろうからここはとりあえずお礼を言うことにしよう。


「あー、笑った笑った。心配してくれてありがとね。もう大丈夫だよ!」
「よかったー♪日向に元気がなかったら私も寂しいからね」



そう言われて私は心がぽかぽかと暖かい気持ちになった。こんなにも優しい親友が側に居てくれて、嬉しくて堪らなかった!


「(そうだよね!刺激がなくたって、非日常じゃなくたって、普通の日常があれば幸せだもんね!)」


当たり前の幸せを精一杯味わって今日も1日楽しく生きよう!それが私の人生だから!




現在時刻は8:30。ホームルームは8:40からなのでまだ少し時間がある。私は同じクラスのある女の子に構ってオーラを醸しながらおもいっきり抱きついた!


「会いたかったぜ~~!マイハニ~~!!」
「朝一から大声でマイハニーだなどとほざいておいて、しかも無断でハグするなんて、貴方は馬鹿なんですか?うるさいし暑苦しいしなにより鬱陶しいので今すぐ離れてください。」
「今日も毒舌が冴え渡るねぇ♪」
「離れてください」
「愛佳ちゃん!おはようございま~す♪」
「・・・おはようございます。それと気休く下の名前を呼ばないでください。あといい加減離れやがれ」


私が今執拗に絡んでいるこの少女は岡 愛佳(おか あいか)ちゃん。小柄で小動物のような愛らしい見た目から息をするように毒を吐くという小悪魔みたいな女の子で、なんと私の嫁なのです!!

※注意・・・あくまでも自称です。



短気で毒舌敬語だなんて個性的な女の子ですが、そんな愛佳ちゃんが私は大好きです!ってか私今日はなんかいっぱい大好きって言ってるね!



「岡さん、おはようございます」
「・・・・・おはようございます。それといい加減こいつを回収してください。迷惑です」
「あははははっ・・・日向、そろそろホームルームが始まるだろうから席につこう?」
気づいたらもうそんな時間だった。名残惜しいがそろそろ席に戻ろうとしますか・・・。
「じゃあまた後で構ってねー!」
「・・・・・なんでもいいから早く自分の席に行ってください」



なんだかんだ言いながらも拒絶しないで相手してくれる辺り、嫌われている訳ではないとポジティブに捉えておこう。



キーンコーンカーンコーン



チャイムがなったので席につく。
今日もここから1日が始まる。





授業が終わって放課後を迎えた。
私は現在2年生の教室に向かっています。どうしてかと言うと、この日はずっと楽しみにしていた東野先輩とのお茶会の日だからなのです!折角だからと私の友達を誘ったのですが、上級生と一緒にお茶するのにはあまり乗り気じゃなかったようで全員に振られました。ただ楓だけは元々一緒に来る予定だったんだけど、今日提出した宿題がほとんど白紙だったから補習に呼ばれてしまったのです。本当にギャップが強すぎるよ・・・・











「東野先輩ー!ホームルームが早めに終わったんで折角だから迎えに・・・」
来ました!と言いかけたところで、私は言葉が詰まってしまった。
「先輩・・・その格好・・・」
先輩は体操着とブルマという格好をしていた。
「高城さん・・・私、またやっちゃった・・・」グスッ・・・
先輩は涙をためており、声は震えていた。
「先輩・・・」
「・・・ごめんね、今日、やっぱり行けなくなった・・・・」
「・・・わかりました」
「私から誘っておいて、エグッ・・・こんな、情けない形で、ひっく・・・キャンセルして、うわあああああん!!!!」


先輩はとうとう堪えきれなくなって泣き出してしまった。









「貴方ってほんと、情けないわよねぇ」
「・・・は?」



泣いている先輩に追い打ちを掛ける声が聞こえた。声の方へ振り向くと、何人かの女子生徒が固まって先輩を嘲笑っていた。そしてその先頭にいた水色の髪の女子生徒が先輩にさらに口撃をたたみ掛けてきた。



「毎日毎日懲りもせずにおもらしばっかり・・・オムツでも履くか幼稚園からでもやり直したらどうかしら?」
「あ、それわかるー!」
「流石は黒羽さん!私達には言えないことを平然と!そこにしびれる!」
「・・・憧れねぇ」


黒羽 詩穂ちゃん


どさくさに紛れて憧れねぇなんて言葉が聞こえたけど私にはそんなこと気にしている余裕はなかった。


「おいアンタ!さっきから何様のつもりだよ!なんで先輩にこんなヒドイこと言うんだよ!」
「・・・何よ貴方は?口が悪いわね。そんなんじゃこの先損するわよ?」
「きゃ~~!このお方相当野蛮ですわ~~!なーんちゃって♪」
「まあまあ仕方ないよ、所詮東野さんの連れだから」
「あ、そっか~~」
「「「あははははは!!」」」
「うわああああん!!うわああああん!!」



東野先輩はさらに大きな声で泣き出した。いくらなんでも言い過ぎだろ!私は今人生で1番腹が立っていた!


「ふざけんなよテメェ等!なんだってそんなに東野先輩のことを悪く言えるんだよ!!」
「あら?ふざけてるのはどっちかしら?」
「何ぃっ!!?」


黒羽、と呼ばれた女子生徒の眉間には僅かにシワがよっていたが、すぐに表情を戻した。


「そもそも貴方、口の利き方がなってないわよ。上級生に敬語も使えない、すぐに吠える、そして何も知らないで正義面なんて、ヘドが出るわね」
「テメェ等が東野先輩を悪く言うから!!」
「本当に何も知らないのね。いいわ。教えてあげる、この娘の罪をね。ここじゃ何だから、そうね、屋上にでも場所を移しましょう。まあこのまま大人しく帰るというのも許してあげるわよ?」
「(くそっ、どうする!?こいつの相手をするには着いていくしかないけど、けど東野先輩を置いてきぼりにして大丈夫か?)」


東野先輩を置いていくのに躊躇いっていると、


「瑞希のことは私達に任せて、貴方は黒羽さんのところへ行って」


と東野先輩のクラスメイトに催促されたため私はとりあえず東野先輩のことをクラスメイトさんたちに任せることにした。


「話は纏まったようね、じゃあいきましょう」


そして私達は屋上へと移動した。



屋上

私は今、黒羽さんと1対1で話をしていた。


「それじゃあ話してあげましょうか。あの娘の罪を・・・」


黒羽さんはそう言って話を始める。
「私ね、成績は常に学年トップなのよ」
「はぁ?それが何・・」
「まあ話は最後まで聞きなさい。私にはね、この学園の頂点に君臨するという野望を受験の頃からずっと秘めていたのよ。その為に私は努力した。出来ることはなんでもやったわ。そして私は成績トップで入学し、上々のスタートを切ったの。学年トップを維持するためにさらに努力したし、自分を厳しく追い込んだわ。私が2年生に進級する頃には私のクラスは学園で1番畏敬の念を集め、私はその頂点に立っていたのよ。長かった私の学園の支配体制も遂に整って、後は生徒会選挙の時を待つだけ、時間の問題だったのよ・・・それをアイツが!!アイツの情けない粗相が!!全部ぶち壊したのよ!!!」


それまでポーカーフェイスを保っていた黒羽さんの表情が一気に怒りの表情へと変わった。


「アイツが全校集会で!!皆の前で!!幼稚園児のクソガキみたいに!!!小便漏らして!!!挙げ句の果てには赤ん坊のように大泣きしたせいで!!!私のクラスの評価は地に墜ちたのよ!!!!」


何だよそれ・・・そんなの別に東野先輩は悪くないじゃん。


「そんなのただの逆恨みじゃねぇか!先輩だってわざと失敗した訳じゃないのに、それに、この学園じゃ失敗する生徒なんて東野先輩だけじゃないはずだろ!!」


私がそう言った瞬間、黒羽さんが一瞬だけ悲しそうな表情をしていたのだか、この時の私にはそんなことに気づくことはできませんでした。言いたいことは全部吐き出したのか黒羽さんはポーカーフェイスに戻していた。


「そうね。確かに粗相するだけなら他にもたくさんいるわよね」
「じゃあ!!」
「だけどね、アイツはね、私がそれまでに築き上げて来たものを全てぶち壊したのよ。私の努力を踏みにじった愚か者には私は妥協しない。それだけよ」
「・・・・・黒羽さんが本当に努力してたということは話からしてわかったよ。それがどれほど苦しかったかなんて想像もつかないけど、だけどこれだけはわかるよ!私、やっぱり貴方のことは許せません!だって、自分のことしか考えてないくせにクラスメイトのことを愚か者って乏しめるような人のこと、私は好きになれませんから!」
「・・・へぇ、言うのね貴方」



それに愚か者には妥協しないというのは要するに私はこれからも東野さんをいじめますといっているようなものでしょ?そんないじめ宣告するような人には本気で捩じ伏せたい!

キレる日向ちゃん




「黒羽さん、私と学力で勝負して下さい!」
「・・・は?」
「もし私が勝ったら東野先輩に謝ってください!」
「それは賭け、というやつかしら?」
「はい!」


こんな子供じみた賭け、普通なら乗ってこないだろうけど、駄目で元々!私は黒羽さんに賭けを申し出た!


「そう。いいわ、受けて立ちましょう。こう見えて私は売られた喧嘩は買う主義なのよ?」


割とあっさり賭けに乗ってくれた。



「貴方が負けたら私に何をしてくれるのかしら?」
「じゃあ私が負けたら私の全財産貴方にくれてやりますよ!!」
「・・・貴方正気なの?貴方だけデメリットがあまりに大きいわよ?それに私の学力は」
「わかってます!でもこれぐらい賭けなきゃ私の本気が伝わらないでしょう?」
「・・・貴方がそれでいいなら、それで構わないわ」
「勝負は明日の放課後!勝負の詳しい内容は明日までに考えてきます!いいですか?」
「わかったわ」
「ではまた明日」



そう言って私は早足で屋上を去った。明日の勝負に備えるために。













「ぁぁぁぁぁっ・・・全然わからん」


私は今猛烈に苦戦していた。


「私、勉強苦手だったよ・・・」


そう、私は今明日の賭けに備えて勉強していたのだか、これが全く捗らない。


「だからって負けられないんだよなぁ」


こんなところで挫けてる場合じゃない、勝てば東野先輩に謝ってもらえると信じて今は勉強するしかないのだから。しかし普段から勉強なんてしない為、全然集中できずにダウンしてしまった。


「あー、もう無理ぃー・・・」


勝てるイメージが全く浮かばない。このままでは東野先輩に顔向けできなくなってしまう。ネガティブなことばかりが頭の中を過るなか、ある1つの出来事を思い出す。


「そういえば東野先輩が失敗した時、私の尿意がなくなる不思議な出来事があったっけ?」


そうだ確かあれは私が尿意を堪えていた時、隣にいた東野先輩に「尿意よ、飛んでいけー」と念じたら急に尿意がなくなったんだっけ?


「そうだ、それで・・・」


つまり東野先輩がいじめられたのも、黒羽さんのプライドを傷つけたのも私のせいだったんだ・・・


「なんだか2人には申し訳ないなあ・・・」


この時私は確かに罪悪感を感じていたけれど、その罪悪感はすぐに消え去った。


「そうだ、もしアレがまぐれじゃなかったなら・・・」


良からぬことを思い付いた私は明日に備えて眠ることにした。












そして翌日、私は黒羽さんとその取り巻き連中以外誰もいない空き教室で昨日の宣言通り賭けをすることになった。


「(アウェー感はんぱないけど・・・まあそっちの方が都合が良いや!)」
「それじゃあ、勝負の内容を確認しましょうか」



高城VS黒羽・勝負のルール

1.国・数・英・理・社の中から1つ自分に自信のある教科を選択する。
内容はそれぞれの学年に合わせた過去問。

2.制限時間は60分、どれだけ早く終わっても制限時間が過ぎるまで自分の席で待機。

3.机の上には文房具(筆箱除く)以外何も置かないこと。カンニングは禁止、勿論スマホ等の電子機器類も禁止。

4.難易度に差はあれど、選択した1教科の総得点の高いほうを勝者とする。



「で、よろしいかしら?」
「構いません」
「ではまず教科を選んで頂きます」


そう言われてすぐに黒羽さんは英語の過去問を選択した。


「じゃあ私も英語で」
「そんな選び方でこの私に勝てるのかしら?」
「やってみせますよ」
決戦の火蓋が切って落とされた。






テストから50分が過ぎた頃、私の尿意はかなり貯まっていた。隣の様子を見ると、僅かながら黒羽さんも尿意を感じてソワソワしていた。(私以外誰も気づいてなかったけど)


「(やるなら今だ!私の全ての尿意よ!黒羽さんに飛んでいけー!!)」


割と限界に近い尿意を込めたこの一撃!これでどうだ!私は自分の尿意がなくなっていくのを感じた。


「(そうそう!これこれ!!自分が漏らしたと勘違いしちゃうほどじわじわとと尿意がなくなるこの感覚!癖になりそう!)」


変な扉を開きそうになったけど気にしない気にしない!さて、黒羽さんの様子は?





シャアアアアアアアアアアアアア~~





「(えっ!?嘘!?もうやらかしちゃったの!!?)」




シャアアアアアアアッッッ・・・
ポタ・・・ポタ・・・




私が尿意を送った途端黒羽さんはあっけなく【おもらし】してしまった。


「(ここまであっさりとやらかしちゃうのは正直誤算だったけど、まあとにかく作戦は大成功!!)」


実は昨日、私は勝敗に関係なく黒羽さんにおもらしさせることを思い付いたのだ!


「(これが私の!【ぶっちゃけ勝てる気がしなかったから、せめて黒羽さんにもおもらしさせて東野先輩を馬鹿出来ない立場に陥れる作戦!】さて黒羽さん、どう言い訳するのかなぁ?楽しみになってきたよー!)」


黒羽さんの言い訳に心を踊らせていた私にはこの後のワンシーンが私の心を奪っていくことに、私が普通の女の子に戻れなくなることになろうとは、この時はまだ考えられもしませんでした。







「びえぇぇぇぇぇえええんんん!!!!」
「「「「!!?」」」」



黒羽さんはいきなり大泣きし始めました。これには皆びっくりしました!皆思わずキャラ崩壊を起こしてしまいました。(そもそもモブどものキャラなんて本当は知ったこっちゃないんだけどそれは内緒で)



「どどどどどうしたんですかくく黒羽さん!!!?!??!?」
「だ、だれかああ!!誰か手を貸しておくれやすううううう!!!!!!」
「キャラ崩壊しすぎだから。ってか黒羽さんってこんな可愛い一面あったんだな。」


あ、いやなんか1人恐ろしく冷静な人がいました。そして私はというと、





「か、可愛いいいいいい!!!!」



はい私が1番ぶっ壊れました!!だってだって!!さっきまで冷たいオーラ纏ってた黒羽さんが幼稚園児みたいにおもらしして大泣きしてるんだよ!!ぐはあーっ!!これがギャップ萌えですかー!!!ってか私の周りギャップが強い人多過ぎ!!



「ちっちがでちゃったんでちゅかぁ?お姉さんが今!!すぐに!!お着替えさせてあげまちゅねぇ~」ハァッ・・ハァッ・・


誰1人問題を解決出来る力を持っていなかったようなのでここは私が親切に上級生の面倒を見ましょうか。(ハァッ・・ハァッ・・)


「や、やぁ!!こ、こないでぇ!!!あ、い、いやぁっ!!!」ベチャッ・・・
黒羽ちゃんは何故か私に怯えながら椅子から転げ落ちました。
「ひ、ひぃぃぃぃ!!!!」


黒羽さんのおもらし


チョロロロロッ・・・





「おやおやぁ、まだちっちが残ってたんでちゅねぇ。もう全部出しちゃいましたかぁ?じゃあさっそくお姉さんが着替えさせて・・」


あげようとしたところ、背後から鈍器のような物で殴られた。



「が、はぁっ・・!!」


どうやら私はモブの1人に鞄で殴られたようです。


「貴方は黒羽さんにとって(性的に)危険なので大人しく眠ってもらいます」


このモブ、なかなかにやりおる・・・


「不覚、貴様のようなモブにやられるとは・・だが覚えておけ、次に目を覚ましたその時は、黒羽ちゃんのお世話係になって、復活してやる・・・から、な ガクッ・・・」



私はそこで意識を手放した。
そして帰宅後、今日のことを両親にこってり絞られた。